仏壇のはなし



両親が他界した後、実家に残された仏壇はどうしたらいいのでしょうか?

もくじ

  1. 仏壇じまい
  2. ミニ仏壇
  3. ダルマ仏壇18号
  4. ご本尊
  5. 運命の出会い
  6. お別れ
  7. 新たな仏壇
  8. 仏壇に求めたもの
  9. 仏具バラ買い
  10. 回出位牌
  11. おりんセット
  12. 脇侍の掛け軸
  13. 我が家のお寺
  14. 灯り
  15. 照明
  16. 豆瓔珞
  17. 高月
  18. 面金経机
  19. その他の豆仏壇
  20. 三つ折り本尊
  21. 過去帳
  22. 常花
  23. 厨子
  24. ゆく年くる年
  25. お膳
  26. 金仏壇カタログ
  27. 百円ショップ
  28. 仏堂
  29. 仏欲の自制
  30. 本尊の見直し
  31. 台 座
  32. 仏教聖典
  33. 仏仏交換
  34. 完 成形
  35. 仏壇の仏像
  36. お釈迦様の使い道
  37. 外人の仏壇!?
  38. どんでん返し
  39. 開眼供養
  40. 極豆仏壇
  41. お寺のこと
  42. 御朱印帳
  43. ブッダマシーン
  44. 懲りずに釈迦三尊
  45. お供え仏飯

仏壇じまい

実家の仏壇はかなり大きめで我が家には置ける場所がありませんし、そもそも仏壇なんて要りません。
急遽実家の売却が決まったため、お寺に聞いて仏壇じまいをすることになりました。
遠く離れた実家に兄弟が集まり和尚さんを呼んで閉眼供養を執り行い、仏壇は廃棄処分です。
しかし本尊と位牌には魂が宿ると言われ、捨てられず我が家に持ち帰ることになってしまいました。



本尊とは高さ約25センチの金色に塗られた木の仏像で手作りのような時代物です。
位牌とは高さ約26センチの黒塗りに金箔貼りの回出(くりだし)位牌というもので戒名が書かれた木の札が数枚入ってます。
仏壇にとってこれらが重要なものであることを今回初めて知りました。どんな意味があるのかも知りません。

居間にある棚の一角を整理して本尊と位牌、持ち帰った多少の仏具を収めてみました。結構ぎゅうぎゅうです。
これでいいのか我が家の仏壇?仏間?供養台?
そもそも仏壇のことはよくわかりません。線香上げてちーんとやる場所といったところでしょうか。

2024年11月17日

ミニ仏壇

棚の中に収まる仏壇を探してみました。
棚のスペースは縦横37センチで奥行きは28センチあります。
こんなところでしょうか。



しかし本尊と位牌は入っても仏具を収めるスペースが足りなさそうです。
持ち帰ってきた仏具は香炉と花瓶二つとおりんセット、仏具の他に遺影もあります。
このスペースを活用するのは無理だとわかって、置き場として独自のスペースを設けることにしました。
2階の空き部屋がいいとか寝室の空きスペースがいいとか迷った挙句、居間のテレビ台の並びに置くことになりました。

2024年11月18日

ダルマ仏壇18号

処分した実家の仏壇は唐木仏壇のダルマ型と呼ばれるものでした。
そもそも仏壇とは本尊が主体で、家に設置するお寺のようなものであるということです。
先祖の供養台というわけではないんですね。その辺の知識は全くありませんでした。
インテリアに馴染む家具調のモダン仏壇を探していましたが、お寺となると伝統的な仏壇の方がふさわしいのかもしれません。
洋間に小さな和の空間が生まれるのも、風情があっていいものです。

実家と同様にダルマ型の仏壇で探してみましたがピンからキリまであって選ぶのは困難です。
置き場の都合で18号以下に抑えなくてはなりませんし、どうせなら安くて質感の高いものを見つけたいところです。
こんなところでしょうか。



実際近所の仏壇店を巡ると同様の仏壇がありました。やはり安い仏壇は安いなりの品質でガッカリさせられました。
いいと思える仏壇は最低でも10万円以上は必要で、より高額な無垢材の仏壇には風格や貫禄すら感じました。
仏壇は一生に一度の買い物かもしれませんし後世にも残るものだから、妥協せず慎重に選んだほうがいいのかもしれません。
特別こだわりのなかった仏壇でしたが気が付いたらネットで探す毎日。もはや引くに引けない状況になってきました。

2024年11月23日

ご本尊

18号以下のダルマ仏壇では、持ってきた本尊と位牌は大きすぎて入らなそうです。
バランスを考えると高さ20センチぐらいの仏像と位牌が必要になってきます。
仏像は高岡銅器の釈迦如来座像が高さ18センチと収まりが良くしかも金色で、持ち帰った仏像の代わりになりそうです。
木の仏像が大多数の中、他にない金属製で作りも細やかでお釈迦様の表情も良く金メッキでキラキラです。
他にも阿弥陀如来とか何とか菩薩とか色々種類がありました。



実家のお寺の宗派は曹洞宗だとわかりまして仏壇の本尊は坐禅を組んだお釈迦様と決まっているそうです。
仏壇じまいの当事者になって初めて知った話でして、長いこと生きてきてそんなことも知らず教わらず過ごしてきました。
お釈迦様の事もよく知りませんし、仏様とは、神様とは、一体何がどう違うのでしょうか。

2024年11月23日

お釈迦様

仏様とは即ちお釈迦様のことで釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)とも言うそうです。実在した人物だそうです。
2500年前に悟りを開き宇宙の真理まで到達した人となると超人ですね。生涯人間でしたので神とは言わないそうです。
今ではChatGPTのAIを使ってお釈迦様の教えを得られることまで出来るそうです。
好奇心でお釈迦様の映画まで見てしまいました。出家して悟りを開き仏教が誕生するまでの出来事が描かれていました。



お葬式や法事などお寺とは少なからず関わりを持ちますので、日本人である以上仏教とは縁が切れません。
寅さんの映画を見ても所々お寺や仏壇が登場しますし、ゆく年くる年では除夜の鐘と共にお寺が紹介されています。
ただ興味がありませんので縁はあっても知らないことばかりです。

今回は仏壇探しをきっかけにして、お寺のことも色々知る事ができました。
お釈迦様や仏教の事は知れば知るほど自分の人生と重ねて、なるほどなあと思うところがあります。
我が家のお釈迦様のためにも、とりあえず仏壇は必要ですね。
どうせやるなら形式に従ってきちんとやろうという考えに変わってきました。

2024年11月23日

運命の出会い

さてダルマ仏壇の方はケヤキ調に的を絞って、アッシュ材を使った5万円ほどの仏壇に決めて注文しました。
妥協ではありませんが我が家にはこの程度で充分と言い聞かせての購入です。いい加減探すのも疲れました。
仏壇店で見たガッカリレベルの品質かもしれません。アッシュの木目に期待しての注文です。

購入した後に懲りずに他の商品を探してしまう悪いクセがありまして往生際の悪い性格です。
そんな時、見てはいけない仏壇と遭遇してしまいました。
なんとメルカリに4万円で紫檀無垢材を使った贅沢な仕様、格子天井には雲まで描かれた高級ダルマ仏壇があったのです。



何度も見返しましたが長期保管品のため訳あり価格らしく、今やこのレベルであれば20万前後出さないと買えない代物です。
こんな仏壇が手に入ったら二度と安い仏壇なんて買えません。レベルが違い過ぎます。
目を疑いながらも興奮冷めやらず、ここで見つけたのも何かのご縁、急いで昨日のケヤキ調の注文取り消しを依頼しました。
お店には申し訳ありませんでしたが無事注文は取り消され、いよいよメルカリでの購入に踏み切ります。
すんなり手に入りました、4万円で。これも仏様ご先祖様のおかげ、ワクワクが止まりません。良いこともあるもんだなーむー。

2024年11月24日

お別れ

出品者からはすぐに発送され購入の翌日には到着することになりました。
午前中妻が受け取ってくれたので仕事も早く終わらせて急いで帰宅し、いよいよご対面です。
そこには雑に段ボールがツギハギされた荷物がありました。ワレモノ指定ではありません、嫌な予感がします。
そおっと開封していくとその光景に目を疑いました。

仏壇右側の土台部分が破壊されて砕け散り散乱しています。取れた紫檀無垢の土台には亀裂が入って無惨な有様です。
前側の土台も全て接着が剥がれて取れかかり、後ろの土台には大きく凹んだ形跡があります。
梱包材には砕けた木片や木の粉が散乱して、この世のものとは思えない惨状です。



まるで悪夢でも見ているかのよう、原形を留めず亀裂の入った無垢材は修復不能、元通りにはなりません。
ひどい運送業者、ひどい送り方、ひどい梱包の仕方。今まで経験したことのないガッカリ感です。
替えの品はありません、メルカリに補償してもらいましょう。といった出品者からの冷めた返答にもガッカリしました。

仏壇も壊れたまま梱包材もそのままでメルカリに問い合わせたものの一切返答も進展も無く二週間以上経過しました。
その間出品者と幾度となく交渉しましたが解決の糸口も掴めず、精神的ダメージは膨らむ一方でした。
最終的には双方痺れを切らし、出品者にこの取引をキャンセルしてもらうことで合意してもらいました。
メルカリから自動で返金処理がなされ仏壇もこちらで処分ということになりました。

仏壇修理の相場を調べてみると15万〜100万という途方もない金額だそうです。新たに買ったほうがいいです。
自前で再生しても修理に出しても新品同様には戻りませんし、何しろ返品前提でしたので直して使う気にもなりません。
どんなに品質が良くても高級品でも壊れたらただのゴミ同然なのだと、仏壇の価値は何なのかと考えさせられました。
家族が気に入ればそれが我が家に相応しい仏壇になるので、高望みせず今必要なものを選び直すことにしました。

2024年12月12日

新たな仏壇

こんなこともあろうかと新たな仏壇探しはトラブル直後から徐々に始めていました。
今までのこだわりは捨て、もう唐木仏壇とかダルマ型には縁がないものと思って一から選び直しました。
妻の強い要望からとことんコンパクトな14号の豆仏壇を選び、それに見合った仏具を新調することにします。
18号のメルカリ仏壇でも家に来たらデカいと不評でしたので大幅にサイズダウンです。

さらにタイミング良く、ヤフオクで高岡銅器のお釈迦様を見つけ送料込み6千円台という格安で手に入れました。
長期保存品のため状態は悪いものもあるという前提でしたがお釈迦様に限っては新品そのものでした。
手に取るとずっしりと重く、厳かさと華やかさで思った通りの仏像です。
開眼供養を済ませたら、今後我が家のご本尊として末長くお付き合いすることになるでしょう。

メルカリからの返金を待って改めて仏壇の購入に踏み切ります。次は三度目の正直、ちゃんとしたものが買えることを願います。
とは言っても、とりあえず我が家に相応しい仏壇が見つかるまでの繋ぎだと思って気楽に考えています。買い直しも効きます。
今回も仏壇店ではなくネットでの購入になります。しかもAmazonからです。
実はネットの他店で先に見つけたのですが、同じものが2.8万円という驚きの安さで出ていました。他店では4.5万円です。
メルカリで交渉中も売れてしまわないかそわそわしていましたが、心配をよそにちゃんと売れ残っておりました。



これも何かのご縁であり、ありがたく購入させてもらいまして無事我が家に到着しました。
こわれもの指定で到着し梱包の状態も丁寧かつ厳重で、万が一落としても壊れなかったでしょう。
メルカリ仏壇の梱包と差があり過ぎて、余計なところに感心してしまいました。
そして箱を開けたらお線香やロウソクなどの贈答品、仏壇拭きといったオマケまでサービスされています。
ありがたさと感謝の気持ちで一杯になりましたが、あまりのサービスの良さに何かありそうで一瞬不安になりました。

仏壇そのものはどうかと慎重に梱包を解くと、心配をよそに破損も不具合も無く背後には検品済みのシールも貼られています。
黒塗りは丁寧に磨かれ金箔も眩しく扉の蒔絵も一際目を引いて妻曰く、かなり高かったんでしょうと勘違いしておりました。
欄間の一部がバフ掛けのし過ぎで削れていましたが、格安商品なので目をつぶります。
紆余曲折ありまして最終的に最小最安値の仏壇で妥協しましたが、とりあえずトラブルなく届いた事に安堵しております。
実際はAmazonからではなく仏壇仏具店から送られてきていたので間違いのない買い物でした。

2024年12月14日

仏壇に求めたもの

この仏壇を選んだ理由は小ささと安さですが、今回は回出位牌と同じ黒塗りに金色という一般的な仏壇らしさを求めました。
お寺で言われたのは魂が宿るこの位牌が一番大事ということですから、それとデザインや特徴を統一したかったのです。
となると家具調モダン仏壇や伝統唐木仏壇は違ってきます。見た目で相応しいのは金仏壇でしょう。



本格的な金仏壇は値段やサイズの都合で我が家では到底無理な買い物です。
あくまでも金仏壇的であれば充分で、選んだ仏壇は黒塗りや金の調子が位牌と似通っています。
背後の製品シールには塗りモダン上置と書かれており、伝統的な金仏壇とは別物です。
我が家のリビングには丁度いいサイズで見た目の高級感もあり、当分これでいけるのではないでしょうか。

曹洞宗は地味な唐木仏壇推奨なので木目調の位牌に買い替えるという選択肢もありました。
しかし先祖代々の位牌なので位牌の見た目は継承していく事にしました。それに見合った仏壇にしていきます。
金仏壇は一般的に浄土真宗向きとされてますが、どの宗派で使っても構わないそうです。

仏壇仏具に関しては欲を出さずに小ささと安さで選択していきます。
あまり高級で希少なものに手を出すと他もそれに合わせていくのが大変です。また壊れたりしたら面倒です。
今のところ妻から不平不満はありませんので、ひとまず我が家の仏壇はこれで決まりです。

2024年12月15日

仏具バラ買い

これからは仏具を揃えていきますが、豆仏壇に見合った豆サイズを選択していきたいと思います。
しかも内装の金箔やお釈迦様に見合った金色主体で取り揃えます。曹洞宗らしくありませんが気にしません。

まずは三具足と言われる香炉と花立と火立は真鍮の磨きで高岡銅器のものにします。
香炉と花立が2.5寸で火立のみ2.0寸のものにしました。
あった方がいいという線香立ても真鍮の磨きで、手に入る最小サイズが3.0寸のものでした。
仏飯器と茶器は白地に金の蓮柄の陶器で最も小さいサイズにします。
これら全て合わせても1万円しません。仏具セットで購入するよりお買い得になりました。



2024年12月15日

回出位牌

仏壇には大き過ぎる位牌を変えます。念のため位牌の見た目はそのまま継承してサイズだけ小さくします。
お寺に相談して確認を取り高さ17センチの2.5寸前金一重回出位牌を注文しました。1.5万円くらいです。
実家から持ってきた位牌は4.0寸の前金二重回出位牌だとわかり、中のお札を和尚さんに書き直してもらう必要があります。
札一枚分だけ名入れサービスがありまして○○家先祖代々之霊位と入れてもらいました。

届いた位牌はかなりコンパクトで仏壇や本尊に見合ったサイズになりました。札が小さく字も小さくなり書くのが大変そうです。
屋根がユルユルで簡単に外れてしまいます。このタイプは海外生産の普及品らしいです。



2024年12月17日

おりんセット

おりんセットも変えます。
実家のおりんは広丸タイプの2.5寸で小さい方ですが更に小さい真鍮の磨きで特殊加工の2.0寸にします。
りん布団は最小の丸い1号サイズとし金布で小菊と流水の柄、おりん台を黒塗りのものにします。
リン棒は黒檀に金布の巻かれたもので、合わせて5千円ほどになりました。
おりんはサイズが一回り小さいぶん爽やかで澄んだ音色に変わりました。



2024年12月19日

脇侍の掛け軸

実家の仏壇にはありませんでしたが、ご本尊の両脇には宗祖の掛け軸を祀るそうです。
曹洞宗の場合は右に道元禅師、左に螢山禅師を祀ります。
掛け軸スタンドで吊るすようにし、高さ18センチから調整できるものにしました。
掛け軸も上を見たらキリがありませんので最もお安い茶表装の普及タイプにします。



我が家の14号豆仏壇では内寸幅が26センチなので三尊祀るのは難しいと言われております。
豆代と呼ばれる高さ17センチの最も小さい掛け軸でも、下の棒の幅が9センチあります。
掛け軸2本で幅が18センチ必要になるので本尊の置ける幅が残り8センチしかありません。

幸い高岡銅器のお釈迦様は台座の幅が6.5センチなので余裕があります。光背部は幅7.5センチと若干広めです。
掛け軸本体の横幅は7.5センチなので三尊置いても互いにぶつかることなく余裕もあります。
通常木造の同様な大きさの坐像だと台座幅が10センチ以上になりますので、三尊祀るのは難しいか重なり合ってしまいます。
結果的にこの仏壇では、高岡銅器のお釈迦様以外選択の余地は無かったと言えるでしょう。

2024年12月19日

我が家のお寺

重要なものは大体揃いましたので仏壇に並べてみます。ドールハウスのような小さな我が家のお寺になりました。
まるでミニチュアセットみたいで妻曰くひな祭りセットを思い出すとのことです。子供は江戸時代と言っております。
イメージとしては平泉中尊寺の金色堂や金ピカなお寺の本堂といったところです。



とは言え、この仏壇で法事を執り行うことは今の所ありませんし誰かに見てもらうこともありません。
仏壇仏具店に言わせたら曹洞宗らしくありませんと言われそうですが、余計なお世話です。
いずれ新たな本尊や掛け軸と位牌をお寺に持っていきまして、開眼供養をしてもらいます。

実家の仏壇から引き継いだ捨てられない本尊と位牌が発端となり、結局は仏壇を買い替えたのと同じ形になりました。
仏壇や仏具を探す中で知識もついて、それまでの抵抗感も無くなりむしろ興味に変わっています。
更にはお寺への関心も高まって、今では御朱印巡りを考えております。これまでに無かった心境の変化です。
今後は家族も仏壇に理解を示して抵抗を感じなくなったら、また新たな展開があるかもしれません。

2024年12月20日

灯り

仏壇内部でローソクを灯すのは大変危険です。ローソクの直上は20〜30センチ離れていても熱々です。
高さのない小さな仏壇はすぐ燃えると思います。火事になります。
最初はローソクの灯りでほのかに照らそうと考えていましたが、危ないので素直に電池式ローソクにしました。
これもまた選ぶのが大変になるほど種類豊富なのです。その中から単四電池一本で10分タイマーのついたものを選びました。



単四電池だと充電池タイプが使えますので経済的です。高さが14センチほどで豆仏壇にはちょうど良い寸法です。
ローソクに比べると暗いのですが、ほのかなオレンジ色の灯りと炎の揺らぎが再現されて幻想的に見えます。
追加でもう一本注文し、お釈迦様の両脇にお祀りしています。

2024年12月21日

照明

充電式のLEDバーライトという商品がありまして、マグネット内蔵で好きな場所に固定できます。
照度は可変式で人感センサーも付いて千円しません。
仏壇の天井幅に合わせてサイズを選び電球色のものを購入して欄間の裏に仕込んでみました。



本体がちょうど欄間に隠れて欄間のスキマから人感センサーが見えるようになります。
LEDだけに白っぽい光ですが仏壇の前に座ると自動点灯し仏壇内が明るく照らされます。
照度は最小でも充分な明るさなので電池の消耗を抑えられます。日中など周囲が明るい場合は自動点灯しない優れものです。
今時のモダン仏壇には当たり前のようにLED照明が仕込まれていますが、無い仏壇でも手軽に照明を追加できます。

2024年12月21日

豆瓔珞

お寺の装飾でジャラジャラ吊り下げているのが瓔珞というものです。
仏壇用の瓔珞は定番の装飾らしく、安さと品質で評判の豆瓔珞という商品を取り寄せました。



専用の吊り下げクリップも同時購入し天井の格子に挟んで吊るします。
お釈迦様の両脇に来るようにして掛け軸の死角にならない配置にしました。
瓔珞の効果は絶大だと思います。華やかになりお寺感が格段に向上します。

2024年12月22日

高月

お供物を乗せる足のついた台を高月といいます。実家にあった高月は中京型で皿の直径が20センチくらいはありました。
最も小さいサイズでお安いのは2.5寸の京型でしたのでPC製の黒塗りを一対購入しました。
ミニチュアレベルの小ささですが豆仏壇にはちょうどいいサイズです。小袋のお菓子などがうまく収まります。



2024年12月22日

面金経机

持ち帰ってきたものに遺影があります。
豆仏壇の中に収めることはサイズの都合で無理でしたので、仏壇の周りに置き場を設けようと思います。
遺影は特に重要ではないといいますが、仏壇を設置した台の下が空いているのでそこを利用するつもりです。

仏壇に合わせて面金経机という引き出しの付いた台を設置することにします。
金仏壇用となっておりまして浄土真宗向けですが、気にせず購入します。
小型仏壇に合うサイズが最小の14号となっており普段は2万円以上しますが、セール中につき1.5万円ほどで買えました。



さて届いたものは想定より遥かに小さく感じます。こんなものなのでしょうか。
用意しておいた14号鳳凰柄金茶の経机敷きはぴったりサイズです。
引き出しの内部がかなり小さく線香やローソクの箱がきちんと収まりません。天板も手狭な印象です。
まだまだ置き場に余裕があるので16号にした方が使い勝手が良かったのかもしれません。

ただ設置してみると対比で仏壇が大きく見えるようになり結果的にバランスが良く、仏壇が引き立って見えます。
遺影だけでなくおりんセットや三具足を置いたり状況に応じて色々レイアウトできるので便利になりました。
経机を手前に引き出す事で仏壇と適度な距離感が生まれ、仏壇が神聖な領域に感じます。

2024年12月23日

その他の豆仏壇

とりあえずのつもりで買った豆仏壇ですがこれで充分機能しそうなので、これ以上のものは必要なくなりました。
限られた寸法内でやりくりしてどれだけ立派に見せれるかが豆仏壇の醍醐味だと思いました。
特に内寸の幅が狭いので仏具の横幅には注意が必要です。高さだけで決めてしまうと思ったように収めれなくなります。

我が家の黒塗り豆仏壇をさらにシンプルにしたような豆仏壇もありました。
サイズは13号からありますので我が家の仏壇よりさらに小さな仏壇になります。

 

唐木を使った二枚戸タイプで格子天井になっています。格子天井のある小さな仏壇はごく少数で、あるとお寺感が倍増します。
内寸は幅23センチしかありませんので須弥壇に仏像と掛け軸二つを置けるかどうか微妙ですね。
本尊のみ又は一仏両祖を描いた掛け軸または三つ折り本尊などを祀ることになりそうです。
小さな仏壇は余裕がありませんから仏具選びで悩んでしまいますが、うまく収まった時の達成感は大きいと思います。

豆仏壇と言われる仏壇には、単に極小サイズのものもあれば20号ほどの大きめサイズの豆仏壇もあります。
売り手や作り手の設定次第ですが、ほとんどは厨子のような二枚戸で縦長スタイルの上置き型です。

2024年12月23日

三つ折り本尊

どこでもお参りできる携帯用のご本尊だそうです。4千円ほどの見守り本尊という商品です。
豆仏壇にご本尊として祀っている場合もあるそうです。2千円ほどの専用の台座でオープンな供養台にも合いそうです。
一つ買ってみようかなと思いましたが、いい値段なので躊躇しています。ただの厚紙っぽいですからね。



どんなシチュエーションで使えるのか想像してみます。遠出のお供とか、職場のロッカーに備えるとか用途は色々ありそうです。
小さな真鍮の火立てと仏壇には小さ過ぎた常花セットがありますので、小さなお香立てを加えればこれ用の三具足が揃います。
台の上の空いたスペースに湯呑みを置けば仏壇並みにお参りできそうです。

2024年12月24日

※追記 実際に購入した感想として、紙や布で構成されていますが安っぽく感じません。むしろ上等に見えます。
小サイズを購入しましたが専用台に設置すると存在感が増してとても立派に見えます。
ミニ火立てと余った常花セット、新たに小さな真鍮のお香立てを用意して三具足にしました。
灰受け皿としてお店などで使われる金色のお会計皿を三具足の下に置きます。湯呑などお供物を用意すればお参りできます。
想像していた以上に良い商品です。仏壇を置くのが難しい分家の兄弟に勧めてみたいと思います。

2024年12月30日

過去帳

お葬式の時、過去帳が見つからずドタバタしましたがどうやらご先祖様は掛け軸を過去帳代わりにしていたようです。
その掛け軸も劣化し切れやすくなっておりましたので、お寺に聞いて普通の過去帳に変えることにしました。

鳥の子紙という丈夫な和紙を使い表裏が盛り上がったタイプで最小の3寸にします。お寺からは日付なしを勧められました。
過去帳の柄は色々あるのですが、小菊に紗綾形(さやがた)で日付なしのタイプがあまり流通していないのか見当たりません。
紗綾形は卍(万字)をつなげた表現で卍繋ぎや卍崩しとも言われるそうです。笑点の大喜利で背後にある襖の柄 です。
無いとなると徹底して探したくなりまして、唯一手に入るお店から購入しました。
中身は法事の際、お寺で書いてもらうことにしました。



2024年12月28日

常花

実家の仏壇には金属の蓮花が飾ってありまして常花というものだそうです。
真似して購入してみましたが、最初に購入した花立付き5本立て蓮の常花は小さ過ぎてアンバランスでした。
花立込で高さは約13センチです。残念なので後ほど三つ折り本尊用に利用することにしました。
新たに3号5本立ての常花に2.5寸真鍮磨きの花立をセットで揃えました。セットでの高さは約18センチになります。
小さい方とは比べ物にならない高品質な常花です。一回り以上大きくなった分、周りとのバランスも丁度良くなりました。



2024年12月30日

厨子

我が家の豆仏壇は厨子タイプと表記してある場合もありましたので厨子というものを調べてみました。
そもそも仏壇は厨子がお寺風に変形してこうなったらしいです。
厨子にも色々な種類がありまして、多くは黒塗りの縦長形状で屋根が付いて観音開きの二枚扉になっています。
内部は金箔や金紙で装飾され、手間を掛けた作りのせいか値段がとても高いことに気づきます。

ひとつ気になったのは我が家の回出位牌とそっくりだという事です。きっと厨子が元になったのでしょう。
日蓮正宗や創価学会の仏壇はまさに厨子そのものです。我が家の豆仏壇も厨子と言われれば厨子に見えてきます。
要するに仏教的な仏様の入れ物はすべて厨子に通ずると言えるでしょう。
回出位牌に合わせてこの豆仏壇を選んだのもそういったつながりなのかもしれません。



2024年12月30日

ゆく年くる年

年越し直前、我が家の仏壇もおおよその仏具が揃いまして新年は一息つける状態で迎えることとなりました。
年末にかけて怒涛の仏壇仏具収集がまるで日課のように続いて、仏や寺の事まで情報収集し価値観まで変わってしまいました。
大晦日のゆく年くる年が待ち遠しくなりまして、お寺の映像が流れるとつい見入ってしまいました。

年が明けても喪は明けておりませんのでおめでたくありませんが、一周忌で開眼供養を済ませたら我が家の仏壇でもお参りできます。
仏壇が機能するまでまだ時間はありますが、約半月でここまで揃えました。我ながら頑張りました。
当初考えていたものより相当コンパクトかつ派手な見た目です。浄土真宗と勘違いされそうです。
ぱっと見、経机のインパクトが大きいです。結局遺影置き場ではなく三具足とおりんの定位置となりました。



全てを揃えるまでにかかった費用は10万円を超えています。実家から持ち込んだものは何一つ残っておりません。
一番高かったのは仏壇、次に経机、そして位牌、あとは数百〜数千円のものがほとんどで計30点ほどの買い物になりました。
豆仏壇レベルでかなりお安く揃えても最低限これだけ必要になるので、改めて仏壇仏具選びは大変なものです。

三つ折り本尊レベルであれば超安上がりですので、最初からこのやり方を知っていたら今の仏壇は無かったかもしれません。
妻の望む最小限のスペースで済みますし、きちんとお参りもできます。仏事をこなせるかどうかはわかりません。
色々やってみた今だから言えるような話ですが、このセットはとても魅力的です。



2025年1月1日

お膳

母親の命日に合わせて仏膳とフリーズドライの惣菜セットを購入してみました。
以前実家でやった一周忌の際、親戚にお膳の料理を頼んで用意してもらった記憶があります。
同様のお膳がフリーズドライで手軽に用意できるとは知りませんでした。お膳をお供えする慣習すら知りませんでした。

仏壇を置いてる台は手前が15センチぐらい空いてますので最小サイズの4.5寸という仏膳セットにしました。
ひな祭りで使われてそうなミニチュアサイズのお膳に、お湯で戻した惣菜セットを盛り付けて完成です。
お供え後はお下がりといって頂くことができまして、見せかけだけではなくちゃんと食べることができました。
精進料理といえど味は悪くありませんでした。



2025年1月22日

金仏壇カタログ

ネットで金仏壇を調べていたらPDFで金仏壇のカタログが見れるサイトがありました。
そこには我が家の仏壇も掲載されておりまして、どうやらこのメーカーがプロデュースしている商品らしいです。



塗りモダン上置の新蓮という商品名で、仏壇の背後に貼ってあるシールの内容と一致しました。
以前は蓮水という名だったようです。豆仏壇の表記はありませんので各仏壇店が好き勝手な名前で販売しているのでしょう。

古いカタログも見れまして値上がり具合が確認できます。どの商品も10年前に比べると軒並み上がってます。
カタログだと価格設定が異常なほど高く、塗りモダン上置の新蓮14号は10万円を超えています。
購入価格はとんでもなく安かったので卸値は一体どのくらいなのでしょうか。かなり安いはずです。



サイトの階層を辿ると、ずゞやという香川県の仏壇メーカーらしくWikipediaによると業界最大手だそうです。
他にもネットの仏壇ショップでよく見るタイプから全く見たことないようなものまでラインナップは豊富でした。

2025年1月25日

百円ショップ

ダイソーやセリアには仏具コーナーがありまして線香やローソクが置いてありました。
今回セリアで御灯明ライターと仏壇用ハタキを購入してみました。



ライターはダイソーにも同様の商品がありましてベースの色がダイソーは茶色、セリアは黒でした。
形状は違いますがどちらも蓮柄が描かれておりまして、ダイソーの方が絵が大きく雰囲気が良かったです。

ハタキもダイソーに同様の商品がありまして柄がダイソーは紫、セリアは黒でした。
ハタキは全く同じ商品がAmazonなどで700円以上しますのでセリアで購入するに限ります。
ずゞやの仏壇カタログにも静電気ハタキという名で全く同じ商品が掲載されてまして660円でした。

ちなみに仏具の埃払い用に筆タイプの商品が千円前後でありますが、試しにセリアのコスメ用フェイスブラシで代用してみました。
柄が黒塗りで金具が金色なのでまるで仏壇用です。使い勝手も良く専用品と何ら変わらないと思います。

2025年1月26日

仏堂

お寺に祀られている釈迦三尊像は右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が一般的だそうです。
仏壇の場合、曹洞宗では両脇に宗祖を祀りますのでお寺の釈迦三尊とは違います。
ネットの画像で見たとある家庭の仏壇では、宗祖の掛け軸に菩薩像も混在させて釈迦三尊(五尊?)にしていました。
我が家の仏壇にも掛け軸の前に若干スペースがあるので同様に菩薩像が置けないか検討してみました。



高岡銅器の小さな仏像シリーズは高さ7センチサイズなので余裕で置けそうですし一体5千円前後で買えます。
しかし本尊に比べ小さ過ぎますしメッキもピカピカ過ぎます。デフォルメされた造りが本尊よりチープに感じます。
本尊と同じ牧田秀雲シリーズは造りも見栄えもいいのですが、大きさ的に収まるか微妙なのと一体2万円前後と高額です。

ヤフオクを見ると牧田秀雲の菩薩像がアウトレット価格でありました。お釈迦様の時と同じ出品者です。
文殊と普賢両方ありまして普賢菩薩に関しては息子のお守り本尊でもあることがわかりました。
ちなみに我々夫婦はそれぞれ千手観音菩薩と虚空蔵菩薩がお守り本尊となっております。どれも出品されています。

ここで余計な事を思いついてしまいました。自分のお守り本尊とあらば、家族も積極的にお祈りしてくれるかもしれません。
合わせて五体になりますが全部は仏壇内に入りませんし、仮に釈迦三尊が出来ても窮屈になってしまうでしょう。
ならば仏壇とは別にお守り本尊用のスペースを設けて、お寺の本堂と仏堂といった具合に分けて揃えてみるのもアリです。
その場合は飾り用のガラスケースの様なものが必要となりそうです。

そんなことを妄想しながら菩薩四体を落札してしまいました。送料も含めて一体当たり7千円で済みました。
どれも真新しい仏像でして、運が良いのか縁あって我が家に参りました。
試しに須弥壇に置こうとしたら窮屈で入りそうもなく掛け軸も隠れて見えないので、やはり別に設置するべきです。
別の場所にお守り本尊用の仏堂を用意できたら新たなお釈迦様を購入して仏壇とは別に釈迦三尊を形成してみたいと思います。
仏壇と被らないように立像のお釈迦様にして菩薩様で囲む予定です。こうして本堂と仏堂の計画が進行中です。

2025年2月11日

仏欲の自制

意気揚々と本堂と仏堂計画を画策しておりましたが、自制する事にいたします。
元々仏壇関係は省スペースにする予定でしたので、これ以上店を広げるのはやりすぎです。
物欲ならぬ仏欲に走ってしまったことを深く反省し、仏像コレクションのような仏堂計画はやめます。
とはいえ手に入れてしまった四体の菩薩様はなるべく仏壇内かその周辺に設置するしかありません。

実は入りそうもなかった文殊菩薩と普賢菩薩が、掛け軸スタンドと高欄の間にぎりぎり入ってしまいました。
掛け軸の絵が見えなくなったのでをスタンドを天井近くまで伸ばして隠れた宗祖の顔が見えるようにします。
対比でお釈迦様が低くなったので、宗祖の顔より高くするには大体5センチぐらい嵩上げが必要です。
簡易的に5センチの箱の上に乗せてみたらお釈迦様がベストポジションになりました。最初からこうすれば良かったのです。
ひとまず自作で木の台を作ったりしましたが、最終的にはAmazonで高さ5センチの安い蓮の台を購入しました。
ものは増えましたが窮屈な印象はなく、これまでで一番バランスの取れた須弥壇になりました。

下の段は回出位牌や常花などでいっぱいなので他の菩薩像は仏壇内に収めれません。
千手観音菩薩と虚空蔵菩薩はこれまたAmazonで買ったペラペラの安い透明ケースに入れて仏壇の前に配置しました。
たかが14号の豆仏壇でも中に仏像が三体と外に二体ともなると仏だらけで見応え充分です。釈迦七尊が形成されました。
お寺に行けなくても家で充分拝むことができるようになりました。

 
2025年2月18日

本尊の見直し

一周忌を迎えるにあたり開眼供養をしてもらう都合上、本尊と位牌は確定してなければなりません。
これまでの通り高岡銅器の釈迦如来坐像と2.5寸の回出位牌で開眼供養をしてもらうつもりです。

現在お釈迦様は先日購入した蓮の台に乗せて嵩上げしておりますが、万が一地震があった場合など転げ落ちてしまいます。
滑り止めシートを挟んで辛うじて台に乗せているだけですから不安定極まりない状態です。接着するわけにもいきません。
より安定する一般的な四角い台も考えましたが高さ5センチもあると台が主張し過ぎて悪目立ちしそうです。

思い切ってお釈迦様を買い替えてしまおうかとも考えてます。シリーズで一番背の高い釈迦如来坐像にです。
今のお釈迦様は千手観音や虚空蔵と同じ八角台なので、豪華な六角台になることでより立派に見えそうです。
台座の幅が9.5センチあるので菩薩像との間11センチ内に収まります。しかし掛け軸の方がまだ高いので仏像台は要ります。
幅10.5センチ高さ3.5センチで格狭間(こうざま)入りの四角い台がこの隙間にぎりぎり入りバランスも良さそうで す。
白木なので仏壇に合いませんからカシューで黒塗りにしたり格狭間に金箔を貼るなどの改造が必要となってきます。

もし買い替えるとなったら、現状のお釈迦様をどうするか使い道を考えなければなりません。
開眼供養まで残り二ヶ月ほどです。そろそろ決めないといけません。

 
2025年2月23日

台座

台無しという言葉があるように、台の有無や台の豪華さで仏像の威厳も変わるといいます。
通常如来や菩薩が乗っている台座は蓮華座が一般的です。我が家のお釈迦様の台座は蓮華八重座らしいです。
台座は部位毎に名称がありましてそれらが何重で構成されてるかによって台座の種類も分かれるようです。

上から順番に蓮肉に蓮弁が付いた蓮華部がありその下に上敷茄子という膨らんだ茎のような部分があります。
その下に蓮弁が真横に開いた華盤(けばん)がありその下は下敷茄子という八角柱になっています。
その下に蓮弁が開き切った形の反花(かえりばな)があり一番下に框(かまち)が三段重なってます。
高岡銅器では多くの仏像にこの蓮華座が使い回しされております。



因みにAmazon購入の嵩上げ台は蓮華部と反花と框で構成された三重座で一般的に大仏座と呼ばれているらしいです。
となると現状は大仏座に蓮華座を乗せるという荒技を使っています。ルール外の反則行為かもしれません。
やはり背の高いお釈迦様に買い替えて一般的な仏像台で嵩上げする方が無難でしょうか。

六角台は反花の下に高欄が追加され受け座と下反花を挟んでその下が厚みのある框部になっております。
歴史的に見れば六角台は八角台より新しく、高さを稼げる台座として使われ始めたそうです。
台座にも決められた様式や種類があるものだと知りまして、自由勝手にやって良いものではなさそうです。
今となってはこの小さな蓮華座が無駄になってしまいそうです。大仏様のミニチュアでも飾りましょうか。


2025年2月25日

仏教聖典

今までテレビやネットで仏教の情報は仕入れておりましたが、お経に関しては未だよくわかりません。
お経をわかりやすい文章にまとめた仏教聖典というものがありましてキリスト教の聖書のようなものだそうです。
ネットのPDFで読めるようになっていますが、より易しく改訂された書籍があるとのことで買ってみました。
文庫本サイズで880円もしますがやはりPDFで読むより断然読みやすいです。内容も言い回しや単語がPDF版と違います。

我が人生は物欲にまみれており、お釈迦様の教えとは真逆を辿っています。
必要以上の欲は良くないとか執着は捨てなさいだとか、耳に痛いフレーズ満載です。今まさに仏壇や仏像にも執着しています。
執着している限りいつまでも満たされることは無さそうなので徐々に修正していくしかありません。
このホームページ自体、欲望や執着をさらけ出しているようなものです。これら全て無くすのは到底無理な話です。
いっその事、火事にでもなって全て燃え尽きてしまえば諦められるかもしれません。それは現実的ではありません。

若い頃から趣味のもので満たされていれば人生豊かになると思っていましたが、今思うのはただの負担でしかないということです。
自分が執着してきたものは自分以外には必要もなく価値もありません。死ねば残された者にとってはゴミ同然です。
両親が執着してきた物は我々子供にとって全く必要もなくむしろ残されて迷惑になって、お金以外全て処分しました。
知らない山や土地も相続され処分の目処が立ちません。お墓や檀家の問題もこれから解決しなければなりません。
人は何も残さず死ねれば理想的だと思います。心に残るものを残すだけで充分なのです。

この本はホテルの引き出しに常備されているらしいですが今まで見たことがありません。気付かなかっただけかもしれません。
見つけたら貰ってもいいそうなので見つけた人はラッキーですね。単行本サイズはハードカバーで豪華になります。
300ページ以上ありますので時間はかかりますが、まずはじっくり読んでみて残りの人生のバイブルにしたいと思います。


2025年2月26日

仏仏交換

散々迷った挙句、背高のお釈迦様を手に入れました。今回はヤフオクで仏壇店が出品している新品が1.8万円と最安値でした。
前回のお釈迦様のようにアウトレット品ではないため格安ではありません。それでも市価より数千円も安く買えました。
仏壇に次いで二番目に高い買い物です。我が家の仏像では最も高額になりました。
これまで色々と安く揃えてきましたので、その分お釈迦様に還元しようと思い今回は奮発しました。

今までのお釈迦様と並べてみるとメッキの輝きが全然違います。
商品画像でもその違いに気付いていましたが、実際見比べると背高の方がツヤがあり金色が濃く輝きます。



検討中の仏像台と同じサイズの木片に乗せてみると、想定通り天井ギリギリの高さになりました。
想定外だったのはポジションが高過ぎに感じてしまうことです。大きく見える六角座のせいか下の台が余計に感じます。
試しに木片をどかして直置きにしたらスッキリしました。これは無い方がベストかもしれません。
掛け軸を若干下げてお釈迦様の顔より低い位置かつ菩薩に隠れずに調整したところ、全てがバランスよく見えます。
あれこれ悩んでたのが無駄になりました。なんでも現地現物でやってみないとわからないものです。

本尊はこれで確定です。仏像台は不要になったので買わずに済みました。
代わりに掛け軸スタンドを買い換えないといけません。スタンドの台座が六角台座と干渉するので奥行きの浅いタイプにします。

六角台座が大きく堂々としているので他と差別化できます。メッキの輝きも他よりゴージャスに見えて差別化になります。
堂々としたお釈迦様を中心に菩薩と開祖がいいバランスの華やかな須弥壇になりました。もうこれ以上は必要ないでしょう。
無駄になったものも出てきましたが何かに活用できないか考えてみます。特に最初のお釈迦様は寝かせておくわけにはいきません。
できる事なら一緒に開眼供養をしてもらい仏壇とは別に利用したいものです。

2025年3月4日

完成形

お釈迦様が確定しましたので奥行きの浅い掛け軸スタンドに買い換えて改めて配置し直しました。
お釈迦様も菩薩様も若干後退できたことで須弥壇にゆとりが生まれ奥行きを感じます。微妙な配置の差でかなり変わるものです。
残念ながら今までの掛け軸スタンドは不要になりました。台座の奥行きが違うだけなので勿体無いです。

手前の千手観音と虚空蔵は簡易的な透明ケースに入れておりましたがIKEAのデコレーションケースに入れ替えました。
金色の金属ベースとガラスドームになって見栄えが格段に向上しました。周りの仏具とも調子が合います。
高岡銅器の仏像にピッタリのサイズ感で簡易ケースよりスリムになりすっきりしました。
今までは駄菓子や海苔のケースのような安っぽさでしたが、IKEAのケースはまるで高級な真空管みたいです。
アンティーク調で和的とは言い難いですがこれで良しとしましょう。色々探しましたがこれ以上のものは見つかりませんでした。
残念ながら今までの透明ケースも不要になりました。いずれ仏壇以外に流用できそうです。



日を追うごとに進化している我が家の仏壇ですが、もうこの辺で充分ではないかと考えております。きりがありません。
気付けば盛り沢山の仏壇セットになりました。我ながら良くやったと思います。

最終的に最初に買ったお釈迦様と蓮の台と掛け軸スタンドと透明ケースが不要になりました。三つ折り本尊セットも余っています。
何かに利用したいのですがそのために余計なものも増やしたくありませんので今後の使い道で悩んでいます。
あまり考え過ぎるとまた余計なものを増やしてしまうので、そろそろ知らぬが仏になろうと思います。

2025年3月8日

仏壇の仏像

開眼供養がまだなので仏壇は週末のみご開帳していますが、見る度に惚れ惚れする出来栄えです。
特に朝陽が差し込む時間帯は仏壇の中が黄金色に輝きましてまさに荘厳です。
金箔の背板と掛け軸の金色が高岡銅器の仏像を背後から照らし立体感が強調されます。

同じ高岡銅器の仏像でもそれぞれ輝き方が違いまして、お釈迦様はまるで金箔のように光り陰影も強く出ます。
これぞ本尊といった華やかさで、このシリーズの六角台座の仏像は本尊用として使えということだと思います。
菩薩像は金粉仕上げのようでサラッとしたツヤ消しになっています。表面の色味は菩薩像ごとにバラツキがあります。
千手観音と文殊は色が濃い目で虚空蔵と普賢は淡く若干白っぽいです。メッキの乗せ方なのか表面処理の違いなのかわかりません。
統一されてない感がむしろ工芸品ぽくていいじゃないですか。完璧さにこだわる必要はありません。
高岡銅器の仏像はオークションやフリマの中古品だと表面にブツブツがあったりメッキが変色したり錆びたりしています。
いずれ我が家の仏像も経年劣化で同様になっていくと思われますので、今後はそれも一つの味わいとして受け入れましょう。



高岡銅器の仏像はナガエというメーカーの商品らしいのですが、お店によって値段の付け方も様々です。
八角台座の仏像は大体1.5〜2.5万円、六角台座の大きい方は2.2〜3万円ぐらいです。
どちらも値段に開きがありまして店によって利益の設定が違い過ぎます。卸値は多分7千円から1万円ぐらいじゃないでしょうか。
我が家では卸値に近い価格かそれより安く購入しているかもしれません。
同じ値段で木の仏像だと低コスト品が多いので、高そうに見える高岡銅器の方が小さな安い仏壇にはピッタリです。

時間と共に仏壇主体から仏像主体に変わってきました。仏像が充実すると仏壇のレベルも上がって見えます。
仏壇セットはあくまでも寺の御堂のミニチュアですから、クルマや飛行機の模型のような嗜好品に思えてきました。
本来ならばこれらの仏像一式で10万円を超えます。今回は半値以下の4.6万円で五体の仏像が揃いました。
目指していた中尊寺金色堂のような仏壇です。コンパクトで低予算ながらここまで見応えのある仏壇になるものです。



2025年3月22日

お釈迦様の使い道

余った高岡銅器の18センチ釈迦如来坐像ですが、いずれ別の部屋で拝めるようにしたいと思います。
菩薩像のようにガラスドームに入れてしまうと単なるコレクション的なお飾りに見えてしまいます。
それなりの箱に入れたらお参りする気も湧いてきますので厨子的なものに入れたいと思います。
仏像のサイズに丁度良い箱となると限られますが、高さ30センチぐらいの商品で選んでみました。

まずサンメニーの小型プラスチック厨子は仏像のみだと最適な大きさです。内部の高さは23センチで余裕です。
お飾りを中に置ける余裕はありません。見栄えはよろしいのですが樹脂製にしては値段が高いです。
もう一つは扉に亀甲模様を施した仏壇型厨子でサンメニーの厨子より値段は安いです。木で作られています。
このような装飾を鎌倉彫と言うのだそうですが、伝統工芸品的で風情があります。
中の高さが20センチで仏像に丁度良く、両脇にLEDローソクや花立くらいは置けそうです。より仏壇的です。



カラーボックスに入るサイズの極小仏壇もありまして、家具調なものであれば結構見つかります。
ただ今更家具調なものを選ぶのもどうかなと思いますし、やはり伝統的な方がお寺を感じます。

2025年4月6日

外人の仏壇!?

ネットで興味深い写真を見つけました。どうやら持ち主は、日本人ではなさそうです。
お洒落に白で統一された仏壇仏具ですが、チラッと見える回生位牌のお札にはアルファベットの横文字が見えます。
コメントには英文で釈迦三尊について書かれておりまして、外人がインテリアとして仏壇を飾っているようです。

注目すべきは高岡銅器の牧田秀雲仏像をチョイスしており、尚且つ我が家同様の釈迦三尊の組み合わせであります。
お釈迦様は座像と立像を入れ替えて飾っているようですが、高岡銅器を選ぶ辺りのセンスがナイスです。
以前から立像のお釈迦様にした場合の見た目が気になっていました。参考になります。
日本の文化に魅せられる外人が増えているそうですが日本人より日本の伝統を理解していて感心させられます。



2025年4月15日

どんでん返し

開眼供養まで残り一週間というところで急展開です。
買った仏像や掛け軸を全部持って行くべきか寺に問い合わせたら、それらは持ってこなくていいと言うのです。
魂入れは位牌だけするので不要になったお釈迦様は自分で処分してくれとなりました。去年聞いた話と違います。
位牌以外はただのお飾りであって、仏像や掛け軸もお飾りの一つという認識でしょうか。
つまり我が家のご本尊は入魂されないまま使うことになります。寺はそれで構わないと言っています。
ややこしい話になってきましたが、これ以上どうすることもできません。

葬儀屋や仏壇屋のサイトを見ると本尊への魂入れは必須となっています。
開眼供養に向けて色々と準備してきたつもりでしたが、どうやら思い違いや取り越し苦労だったようです。
実際魂が入ってるかどうかなんて見た目でわかりませんから、このまま使うしかありません。
ただの置物と言われても崇拝する気持ちには変わりありませんので丁寧に扱っていきたいと思います。

寺の話だとあくまでも故人の魂を宿らせるのだからお墓や位牌だけが対象と言っているようでした。
お釈迦様のためにこの数ヶ月奮闘してきた話は何だか無駄になったようです。
正直言うと魂の出し入れだの非論理的で胡散臭いのですが、生真面目にやらなきゃいけないもんなんですかね。

2025年4月20日

開眼供養

節目となる一周忌が終わりました。同時に開眼供養もセットで行いました。
懲りずに仏像も持っていきましたがやはり位牌だけにしてくれと住職から断られました。
時間にして正味30分ほどの法要なので、そのためだけに泊まりがけで往復1000キロの運転は全く割に合いませんでした。
兄弟だけで執り行い、その他の家族や親戚は呼ばず会食も無しという至って簡素なものになりました。
お寺の本堂に新旧の位牌を据えてお経を上げてもらうのですが、新しい位牌があまりにも小さ過ぎてよく見えません。
こういう場面では大きな位牌の方が見栄も張れて威張れそうです。小さいと貧乏臭くて恥ずかしい気持ちになります。



壇上にはお寺のご本尊であるお釈迦様が鎮座し両脇にはなんと文殊と普賢の菩薩様がいて釈迦三尊を形成していました。
先祖代々の菩提寺であるのに初めて見ました。今まで全く興味無かったという事です。
我が家の仏壇は偶然にもお寺と一致し、見事にお寺を再現しています。ちなみに曹洞宗の開祖は見当たりませんでした。

帰り際、手が滑って位牌の屋根を落っことしてしまいまして寺の階段を転げ落ちていきました。
手前の出っぱった部品が折れて傷も入ってしまいショックでした。木工ボンドで補修しましたが、やりきれない気持ちで一杯です。
これも因縁でありこうなる宿命だったと受け入れ、形あるものいつか壊れるもんだと諦めます。諸行無常なり。

2025年4月28日

極豆仏壇

一周忌から帰ってきたと同時に第二のお釈迦様のお家が届きました。最終的に鎌倉彫の方を選びました。
とにかく小さくて可愛らしいです。居間の仏壇が豆仏壇だとしたら、極豆仏壇とでもいいましょうか。
そして扉と引き出しだけだと思っていた彫り模様が、天板や側面にまで施されてます。これは嬉しい誤算でした。
実は扉が組み付け不良で開けづらく、お店に相談して新しいのと交換してもらいました。今回のは検品済みで大丈夫です。

高さ18センチのお釈迦様にぴったりサイズで両脇に多少余裕があります。常花やLEDローソクなどが置けます。
三つ折り本尊で使った灰の受け皿がぴったり収納できる横幅です。内部は火気厳禁なので使用時は外に出します。
実用的な引き出しや膳引きも付いていて、かなり小さいながら使える仏壇です。
ひとまず寝室のタンスに置いてみました。どの部屋がふさわしいか定位置はこれから考えます。



2025年4月29日

お寺のこと

これまで菩提寺について詳しく見たことがありませんでしたが法事の前後でじっくり拝見できました。
山門というお寺の入り口があってその奥には仁王門があります。ガラスで囲われた中に金剛力士像が見えます。



奥に進むと本堂が見えてきて横に観音様の石仏があります。手前には除夜の鐘の鐘楼もあります。
中に入ると天井に龍の絵が描かれております。手を叩くと反響して鳴き声のように聞こえると聞いたことがあります。



奥には位牌堂がありまして迷路のようでいつも迷います。改めて見ると厨子に入った金箔の位牌がほとんどでした。
実家の仏壇の位牌が金ピカだった理由は、お寺の位牌に見た目を合わせたのでしょう。謎が解けました。
祭壇の周りは煌びやかな装飾になっており思っていた以上に迫力を感じました。



今となっては遠方のお寺なのでそう簡単には参拝できません。近くにいてもお墓参り以外滅多に行きませんでした。
両親が亡くなっていよいよ自分事になるとお寺の見方もガラッと変わります。仏壇を一から揃えたのも影響しています。
墓じまいを考えたりもしましたが、この先それでいいのか複雑な心境であります。

2025年4月30日

御朱印帳

法事の前日、お供物の準備と位牌や過去帳のことでお寺に直接伺ったついでに御朱印もお願いしてみました。
最初御朱印はやってないと住職に断られましたが、持参した御朱印帳を見せたら渋々引き受けてくれました。
御朱印目当ての参拝客は相手にしないのかもしれません。面倒臭いのでしょうか。
田舎のお寺は規模が小さかったり特徴が無かったりするとそもそも御朱印は用意してないのかもしれません。

法事の当日、出来上がった御朱印帳を受け取りまして人生初となる御朱印を頂きました。
記念となる御朱印はなぜか見開きの1ページ目ではなく2ページ目の右側に書かれてました。こういうもんなんですかね。
これを機に今後は広く全国各地の御朱印を頂きたいと思います。



2025年5月1日

ブッダマシーン

今までお経には全く興味が湧きませんでしたが、法事でお経を聞いてたら何だか心地よく感じました。
はんにゃーはーらーみーだーと言ってたか記憶にありませんが、そのようなお経だったかもしれません。

般若心経は最もポピュラーな念仏らしく今ではスマホのアプリで練習できたりもするそうです。
専用のプレーヤーもありましてサンプルを聞いて気に入った一番お安いものを取り寄せてみました。
なぜか赤紫色で手のひらサイズの小さなボディです。蓮華のエンボスがあり金文字で般若心経と印字されています。
最初にチーンとは鳴らずいきなり唱え始めます。男性の声で途中から女性の声もかぶさってきます。
リズムは木魚で遅からず速からず、お坊さんというより一般人のお経のようです。



スマホで充分でしょうけど専用でわかりやすいところが年寄り向けです。アンコのような色はイマイチですが。
ボディ裏に中国語が印字してあって向こうのプレーヤーを流用したものっぽいです。音声は日本語です。
中国や東南アジアでは念仏機が発達しておりましてブッダマシーンと呼ぶそうです。
種類も豊富で見た目に凝ったものも多く、数百種類のお経(唄)が入ったものまであります。勢いがありますね。
それに比べ日本のブッダマシーンは貧相ですが需要も少ないでしょうし、あるだけマシといったところでしょうか。

2025年5月2日

懲りずに釈迦三尊

せっかくなので極豆仏壇にも普賢菩薩と文殊菩薩を入れて釈迦三尊を形成したいと思いました。
掛け軸スタンドが余ってますので掛け軸タイプを考えましたが豆代でも配置的に無理そうです。
置けても横並びになってしまうので本尊の影に隠れて見えなくなるでしょう。

ならば以前候補にあった高岡銅器の小さな仏像シリーズであれば両脇のスペースでも置けそうです。
ただツルツル金メッキなのでお釈迦様の鈍い輝きと相性がどうなのか気になります。
そこで見つけたのが同じシリーズの彩色仕様です。多少カラフルになりますがギラギラしてないのがポイントです。
もちろん本尊とはスケールが違い過ぎますので台に乗せるなど工夫が必要かもしれません。

さて、今回も見つかったのはヤフオクです。これで仏像全てヤフオクで調達した事になります。
もちろん新品ですが彩色仕様は廃盤のためこれが最後という事です。今落札できてラッキーでした。

思っていた以上にクオリティは高いものでした。写真だと荒さを感じましたが実物は丁寧に作り込まれています。
高さが7センチぐらいなので本尊の半分以下ですから本当に小さいです。手のひらに収まってしまいます。
並べてみると掛け軸の釈迦三尊図的な本尊を強調したバランスになり、これはこれでアリです。もはや台など要りません。
さらに彩色のゴールドがお釈迦様の色合いと見事に調和しています。ギラつく金メッキを選ばず正解でした。



小さい割に盛り沢山になってきました。この辺で歯止めを掛けないといけません。
極豆仏壇としては上出来ではないでしょうか。あとはこれをどう活用するか、それが問題です。

2025年5月3日

お供え仏飯

位牌の開眼を済ませ自宅に戻ってきてからというもの、毎日きちんと湯呑にお水をあげるようになりました。
そこで気になるのが仏飯器のほうで、ご飯を炊いたらあげるというタイミングが夜しかありません。
命日のお供え以外で毎日やるのは手間ですから、イミテーションのお供え仏飯で済ませる事にしました。

備え付けの仏飯器は小サイズでお椀の幅が4センチほどのミニサイズです。内径は実測3.5センチほどでした。
サンメニーの特小タイプは3.8センチなのできつくなるかはみ出しそうです。直径3.5センチのものを探して注文しました。
届いたものをセットすると底が当たらないため安定しません。紙を丸めてスペーサーにしてようやくグラつかなくなりました。
山型形状で小ぢんまりとした見た目になります。どうやら真宗特有の盛り方だそうでして宗派ごとに違いがあるそうです。
曹洞宗などは山盛りでまん丸が一般的らしいです。完全にリサーチ不足でした。

形状はサンメニーの方が高さもあってまん丸です。幅が収まるかわかりませんがダメ元で注文しました。
結果的には最初からこれにすれば良かったです。底が多少すぼまっているのではみ出しもグラつきもなくハマりました。
前のと比べて高さが倍くらいに増えて山盛りになりました。しかも米の粒立ちがこっちの方がより本物らしいです。
食品サンプルは高いといいますが、こんな小さなもので千五百円前後もします。失敗はしたくないものです。



2025年5月4日

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